100パーセント理想の移住先なんて存在しないと知ろう
夢から覚めて
参考文献
この記事は以下の書籍を参考に作られています。
素敵すぎる場所は3週間で疲れる
理想を100パーセント叶えてくれる移住場所は存在しません。
移住した先を極力あなたの理想の近い場所にできるかどうかはあなた自身の手にかかっています。
理想を自分で作り上げていくのです。
「素敵すぎて不便な場所」と「平凡かもしれないけど便利・快適な場所」では、どちらが早く理想に100パーセント近づけそうか。
「素敵」や「便利」「不便」の感じ方はひとによりことなりますが、イメージとしてはどちらが自分自身の理想に早く到達できそうでしょうか？
結論としては、「素敵すぎる場所は3週間で疲れる」のです。
たとえば、旅行したときに素敵と感じた場所、住んでみると不便すぎるといった声はよく聞きます。
あなたもこれまでに訪問した旅行先で想像してみるとよいかもしれません。
通勤時間が嫌で移住したはずが、「電車で2時間が」「車で2時間」になっただけ。
あれ？結局通勤時間変わってない？
満員電車じゃないからいいかな？と思ったならば、ちょっと待ってください。
1車線の道路に朝採れ野菜を積んだ軽トラが走り、渋滞になる光景をご存じない？
憧れの街に恋い焦がれ、いざ住み始めると、理想と現実のギャップ。あれほど素敵だと思い描いていた暮らしが、どこにいくにも不便。移住前よりもんもんとした日々になり、「次こそ住みやすい街に移住するぞ！」と再度の移住計画。移住やりなおしパターンです。
結局、現地訪問が一番いいよねという話
「いやいや、それでも憧れの場所に行きたい」という場合は、ぜひ現地を訪問してみてください。
目的は旅行ではありません。現地調査、移住後のシミュレーションです。
Jターンを希望する方はとくに、移住を考える土地を何度も訪問してください。
youtubeやSNSを活用し、動画などのリアルタイムな情報が入るようになったとはいえ、誰かの都合で加工された情報です。
ご自身で現地を訪問し、得た者にこそ、より信頼を寄せることができます。
実際にチェック項目を具体的にあげてみましょう。
- 地元の不動産会社を訪問する（家賃相場やガス・電気・水道代などをチェック）
- 電車やバスに市内の端から端まで乗る（街並みや混雑具合をチェック）
- スーパーとコンビニに寄る（品揃えや価格をチェック）
- 朝と夜の街の様子を体感する（街の明るさやゴミの捨て方、騒音）
- 気になる地域を歩く（自分がよく行きそうな店や駅までの距離、街頭など）
- 気になる（応募先企業）の周辺を歩く（電車やバスの間隔、駅からの距離など）
おおよそ日帰り～1泊2日でこなせます。
同じ都道府県内に複数の候補地がある場合は2～3泊のときも。
目的の地域で「暮らしができる制度」があれば活用するのもありです。
こういったお話をすると、中には「時間がない」という人もいますが、みんな平等に時間はあります。「時間がない」とは「その目的のためには時間を使いたくない」「他に優先することがある」のですよね。
他でもない、自分のために、大切な時間を使いませんか？
数日の行動が数年・数十年後を左右するのですから。
「移住×転職」後の暮らしは日常の延長線上にある
夢から覚めましょう。
移住先では家族でバーベキューがしたいですか？
しかし、毎日バーベキューしますか？
家にハンモックがある家にしたいなあ。
本当にハンモックは必要ですか？一回揺られれば、飽きませんか？
運転免許がないのに、駅から徒歩40分で本当にいいのでしょうか？
お子さんの学校は？
通勤はどのようにお考えですか？
移住後に待っているのは「日常」です。
人生の大きな転機になる「移住×転職」のタイミングでは、少し立ち止まって冷静に自分と家族と向き合ってほしいです。
移住して叶えたいことはありますか？
「移住×転職」の行動・実行～決定プロセス
はやってみると意外と簡単です。
たったの5つしかありません。
- お金を用意する（交通費や新居の家賃など人によって額はマチマチ）
- 求人に応募し選考を受ける
- 結果から選択肢、決定する
- 移住する
- 再就職する
ですが、多くの方が「移住×転職」を大変なこと、難しいと考えています。
「移住×転職」を難しくしている正体は「不安」です。
この不安にはいくつかあります。
- 未知のものへの不安
- 時間への不安
- 同時進行への不安
移住と転職。
両方を同時進行で進めるのがJターンというものです。
しかし同時にふたつのことをするのが不安というひともいるでしょう。
時間がない、時間に追われると焦りを覚えるひとは、どちらかを前後にずらすのもありです。
ポイントは、「同時にしなければならない」という思い込みを手放すこと。そのために、「同時にしなくても大丈夫」という物事を受け止める余裕をもつことです。
移住することで今の環境から逃げ出したいだけでは？
当サイトではIターンを希望する方向けの記事も書いております。
▼そちらもJターンと似たお話がたくさん出てきますので、そちらも参考にしてみてください▼
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