参考文献

今回の記事は以下の書籍を参考に作られています。

家族がいるならUターンはいろいろな手続きが大変

自分が生まれ育った場所へのUターン転職を考えてはいませんか？

ただし、現状でお子さんがいらっしゃる方の場合、子供の学校のことなどを考えても難しいことが多いかもしれません。

また、ご両親の面倒を将来的に見ることを考えているのであれば、家族、特に妻の理解を取り付けることは必須となるでしょう。

いずれは両親の面倒を見るかもと思って地元に近い県に就職

今回はある方の体験談をもとにこの記事を書いています。

その方は自分が長男であるため、将来的には自分が両親の面倒を見るのだろうと漠然と考えていたといいます。

しかし大学に行くにあたって、将来的に自分が面倒を見ることを両親に伝えてみると、「別に無理して自分たちのために地元に帰ってこなくていい」と両親には言われたといいます。

ご両親も息子にはなるべく負担をかけたくないという親心もあったようです。

しかしそうはいっても両親のことが気になるこの方は、隣県に就職を決めました。

結婚して子供もできた

その後、仕事をしながら結婚し、子供もできたのですが、両親のことがどうしても気になるこの方は地元へのUターンを妻に提案します。

妻には両親と別居することでUターンに同意してもらえた

Uターンしようと思ったときの最初の壁とでもいいましょうか。

妻の同意を得るというのは重要なことです。

もしもあなたがご両親と同居を考えているなら、そのことを妻に反対されてしまうかもしれません。

確かにいまどきは結婚相手の両親と同居することを快く思わないひとも多くいることでしょう。

そこでこの方は、妻には両親と同居しなくてもよいと、別居でかまわないということでUターン転職することに同意をしてもらったといいます。

地域特有のニーズを理解する

ところで地元にUターンするといっても、そこはどんなところでしょうか。

東京でしょうか？

それとも地方？

地方といっても、それはどの程度の地方でしょうか？

大阪の街中に近いような都会か？

それとも政令指定都市か？

地方の中核都市か？

ロードサイドにチェーン店がちらほら並んでいる程度の地方都市でしょうか？

あるいは、限界集落でしょうか？

これは大きなポイントです。

特に生活にあたって車が必須かどうかはまず確認すべきことでしょう。

交通インフラがそれほど整っていないところであればほぼ確実に車は必須になるでしょう。

なにしろ子供の保育園への送り迎えなどもあるでしょうし、子供を連れての買い物もしなければならないでしょう。

車はけっこうお金がかかります。

車の購入資金ももちろん最初にかかりますが、ガソリン代や定期的に交換しなければならないオイル関係、バッテリー、雪国であれば冬にはスタッドレスタイヤに交換しないといけません。

そして、この方は両親との別居を考えました。

ということは、あらたに実家近くに家を借りなければならないということです。

財務計画をしっかりする

また地方のスーパーには、大都会にあるような激安スーパーはありません。

大きな弁当が300円台なんて、地方都市ではほとんどありえないのです。

これらを加味し、いまの自分の懐事情を考え、果たしてお金は足りるのかどうかを事前に知っておきましょう。

家族、特に妻には現地を一度見せたほうがいい

家族、特に妻には一度、あなたのUターンする実家のある都市を見せたほうがいいです。

本当にこの地で暮らすのか？暮らしていけるのか？

具体的に妻にビジョンを示したほうがいいでしょう。

地元に戻ったはいいものの、妻が後に地方の生活に適用できずに喧嘩ばかりして、最悪離婚なんて事態に発展したら大問題です。

自分のキャリアをしっかりと考える

また当然ですが、地元に戻って自分の希望する職種に就労できるのか、やりたいことがあるならそれを継続できるのか、真剣に考えたほうがいいでしょう。

Uターンした後になってからでは取り返しがつきません。

引っ越し・子供の転校の手続き

この記事を書く上で参考にした方は、妻には両親と別居することを条件にUターンに同意してもらえました。

とすると、実家ではなく、新しい住居への引っ越しが必要になります。

そして、子供の転校手続きもしなければなりません。

転職活動をする

この記事をご覧のあなたはここまで読んでいてUターンに対して不安になってきましたか？

まだ焦る必要はありません。

じっくりと家族と話し合い、両親の健康状態も見てみながら、将来どうするかを決めましょう。

子供は転校しなければならなくなりますから、子供のことを考えて今のところに残るというのも選択肢に考えるのもありです。

しかし転職サイトへは今すぐ登録しておいたほうがいいでしょう。

なぜなら、もし本気でUターンすることを決断したのであれば、そのときになるといよいよ新居を探したり、子供の転校手続きなどで、いろいろと手が回らなくなるからです。

それを同時に並行して転職活動をするのは大変です。

まず転職サイトに登録をし、どんな求人があるかを確認しながら自分の将来を設計してみてください。

まだ本格的にUターンを決めたわけじゃない、余裕のあるいま現在のうちから転職活動を開始しておいたほうが、のちのち楽になります。

別にUターンをやめてしまってもいいのです。

でも転職サイトに登録をしてどんな求人があるかだけでも覗いてみたほうがいいでしょう。

転職サイトではUターンする「地名+職種」で検索すれば、求人がヒットするはずです。

転職サイトは登録するだけなら無料です。

いま登録しておいて、気になる求人だけでもストックしておき、本当にUターンする気になったら求人に応募してみましょう。

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