あなたは見た目に気を使いますか?
商品の企画を担当する仕事につきたいと思いますか?
そういうひとはまず以下の3点に気を付けなければいけません。
参考文献
この記事は以下の書籍を参考に作られています。
商品の企画に必要な三つの能力
自分の見た目を清潔かつインパクトのあるものにできるかどうか
あなたは普段から見た目に気を使っていますか?
ひとは見た目ではなく中身で勝負などとキレイごとを言っていたら商品企画の世界では生き残れないかもしれません。
まずは形が大事です。
見た目に気を使うこと。
できるならインパクトのある見た目にすることです。
別に髪型をリーゼントにしたり、髪の色をピンク色にしたりする必要はありません。
そうではなくて、商品の企画をするということは、あなたは、企画案をプレゼン発表するときに上司や経営陣を「うん」とうならせないといけないということです。
もしも見た目にまったく気を使わず、みすぼらしい恰好をした人物がプレゼンする企画を経営陣が見たら、それを好ましいと思うでしょうか。
インパクトを持たせるのはなかなか難しいかもしれませんが、最低限の見た目への気遣いと清潔感は必要不可欠です。
たとえば高級感のある商品をプレゼンするときに、髪の毛ぼさぼさで服装もだらしない人間が企画を発表していたら、経営陣をうならせることができるでしょうか。
これはそういう話なのですね。
流行りものが好き、浮気性である
これは物事すべてに興味を持てるということを意味します。
商品やサービスの企画を考えるということは、あらゆる角度から既存の商品にはない新しい価値を創出するということです。
そのためには既成概念、固定観念にとらわれていてはいけません。
新しい価値は新しい視点・新しい価値観から創出されます。
これは言われたら納得いただけると思います。
そのため、流行りものが好きで浮気性なくらいのひとのほうが向いているのです。
宴会部長・幹事をやるのが好き
これは段取りを常に考えるのが好きであるということです。
「こうやれば、こうなる」という先の展開を常に考えられるということです。
企画を考えて投げっぱなし、ではその企画は実現しません。
企画を通す上での段取りを考えられるひとでなければいけません。
それこそあなたの上司や経営陣をうならせるだけの段取りが必要なのです。
企画がいまいちでも上記の条件が当てはまるひとのプレゼンなら通るかも
企画の内容がいまいちだったとしても、前述のひとがプレゼンすることでうまくいく確率が高くなるということです。
これは、「聞く人」の姿勢が相手によって異なるから起こりうることです。
企画を通すのは恋愛と同じ
「誰にプレゼンするのか」が大事です。たとえていうなら「好きなひとに告白する」ということです。
好きなひとに告白する場合、まずは相手のことを調べなくてはいけませんよね。
好きな食べ物、趣味・嗜好や、関心事、性格などそのひとの情報を知りたいですよね?
要は「好かれるかどうか」=「話を聞いてもらえるかどうか」です。
まずはあなたが外見も含めて「きちんとしているひと」と思ってもらう魅せ方をしましょう。あなたに興味をもってもらうことで、相手は聞く耳をもちます。
どれだけあなたが一生懸命に思いを伝えたからといって相手があなたに興味がなければ、聞く姿勢を充分にもってもらえない可能性があるからです。
そのうえで、事前に調べた情報をもとに相手側のメリット・デメリット、リターン・リスクをきちんと伝えることで、うまくいく確率がぐんと上がります。
うまくいかない場合は、そこが明快でない、自社の都合が見え隠れするなどが要因です。
自分勝手なひとは嫌われるのと同じですね。
旅行の段取りができるひとは企画ができる
もしも「社員旅行」をするとしたら、あなたはその企画をすることができるでしょうか?
旅行の企画も企画であることに変わりありません。
社員旅行となると、多くのひとをひとつの場所に連れて行くことになります。
その中にはあなたの上司、役員、社長なども含まれます。
彼らにも好みがあります。
その彼らを旅行に連れて行くとしたら、何が必要でしょうか。
移動手段の確保をするならその人数分を用意しなければなりません。
途中で観光するなら、なるべく多くの社員が興味を持ちそうなところに連れていく必要があります。
宿を取るなら、役員たちが気に入りそうなホテルや旅館を用意するひつようがあります。
ここで重要なのは、ターゲットを絞るということです。
当たり前ですがすべての旅行先には行けないし、すべてのホテルに泊まることはできません。
社員の中にはこだわりをもっているひともいます。そのこだわりをもったひとに文句を言わせないことができるかどうかです。
このように、目の前にいるひとたちですら納得させることができないようでは、実際の市場に対するヒット商品など企画できるはずはありません。
名幹事=名企画者ということです。
ありえないことでも企画の中に組み込められる想像力
商品の企画アイデアというのは、突飛なものから生まれることが多いものです。
ポテトチップスの誕生話を知っている方は多いと思います。
あるレストランに入ったひとが、ポテトをもっと薄く切ってくれと依頼したのが始まりだそうですね。
もっと薄く、いやもっと薄くだ。いやいや、もっと薄くだってば。
こんなやりとりがあったそうです。
依頼されたシェフは、さぞうんざりしたとか、しなかったとか。
しかしこれがポテトチップスというものの誕生につながりました。
そのとき応対したシェフからすれば「ポテトをこんなに薄くスライスするなんて、何をバカなことを考えているんだ」と思ったものでしょう。
しかし今の我々はポテトチップスを当たり前のように日常生活の中でしょっちゅう食べています。
ここから言えることは、企画にも「ストーリー」が必要で、それも聞くひとに印象つけるものでなければ「ただの話」にしかならないということです。
そういった意味で、「ありえない内容」というものも組み込まなければならないのです(今のポテトチップスの話のように!)。
ここが企画者のセンスが活きるところであり、データだけでは語りつくせない「可能性」を醸し出す部分です。
「妄想」が大事です。この妄想ができないひとに企画はできないでしょう。
あなたがいま企画を考えている内容は前提条件によっては、その妄想も可能性という観念に変わって受け入れられるのです。
では、どうやって「妄想」や「ひらめき」ができるようになるのでしょうか?
難しく考える必要はありません。
やり方としては、あなたが担当している分野とは異なった業態・業種で最近新しく行われて話題になっていることを取り入れてみるということです。
たとえば逆説で考えるということです。
固定されているものを動かせるようにしたらどうかとか、ひとつにまとめられた機能を分離するなど、現状にとらわれず、こうなったらどうなるかなというレベルで色々と遊んでみるといいと思います。
たとえば
- スマートフォン=PC+携帯電話
- オーブンレンジ=オーブン+レンジ
といった具合です。
自分が欲しいと思うものは他のひとも欲しいかも
企画を考えるときに、どうしても難しく考えがちなものです。
競合他社の調査から始まり、当社の市場でのシェアの状況、現在のお客が欲しているトレンドなどなど。
いろいろ分析することはあります。
しかしそんなに難しく考える必要はないかもしれません。
一番簡単なのは自分が欲しいと思う商品は他のひとも欲しがっているかも、という視点で物事を考えることです。
自分が欲しいとおもう商品を考えること。あるいは身近な友達や家族などの意見を聞いてみてもいいかもしれません。
ここで大事なことはこれだったら欲しい・買う!という商品を考えることです。
次に、その考えた商品をいくらだったら買うかという値付けをします。そこから原価を計算し、それを実現できる方法をまとめ、各部門と調整を行います。
この調整はかなりの労力が必要となりますが、実は企画部門の大事な役割ですので忘れないでください。
(というか一番めんどくさい部分です)
また、その商品が売れるであろう市場は「新たな市場」として、成長市場と位置付けて言い切るだけです。
他社調査(比較)は必要ありません。あとは皆が一丸となって取り組まないと成功しないというリスクを認識し合うこと。
反対意見が多いほどいい企画
企画をプレゼンする際、反対意見が多いほどいい企画といえるでしょう。
それは社内の都合を考えていない企画だからです。
社内の都合ばかり考えているということは、思考が内向きで、社内の予算がどうたらとか、社風に合わないだとか、そんなことばかり考えているということです。
しかし予算のことばかり気にしていて本当に売れる商品が作れるでしょうか。
社風のことばかり気にしていて本当に売れる商品は作れるでしょうか。
予算の都合やら社風やらはあとの調整で考えればいいことです。
まずは大胆に企画をどんとプレゼンすることです。
浮気性で妄想力の豊かなあなたならきっとできるはずです。
絶対に欲しい!と思う商品はきっと日本中のどこかにも同じひとがいるはず
あなたが「絶対にこれが欲しい!」と思った商品は、とことん「その商品をなぜほしいと思ったのか」追求してみてください。
深堀して見えてきた理由は、顕在化されていない、データもないものかもしれません。
しかし性別・年代・好みが同じひとは日本中に何人いるかと考えたときに、決してあなた一人だけではありません。
転職活動の準備をする
いかがだったでしょうか?
ここまで読まれたあなたならきっと企画の仕事ができることでしょう。
なぜなら、「げー!自分には無理そう!」と思ったひとは、ここまで読んでないと思うからです。
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