資格さえ持っていればかなりの売り手市場です

現在のどこの歯医者さんでも歯科衛生士さんは不足状態にあります。

ましてやこれからはどこの業界でも人手不足の状態が慢性的に続いていきます。

歯科衛生士の資格を取った方であれば仕事がなくなると言う状態は今後当分のあいだなさそうです。

慢性的な人不足状態で引く手あまた

どこの歯科も歯科衛生士の不足に悩まされています。

雇ってもすぐにやめられてしまう状態にあるから余計です。

歯科衛生士の方にとっても雇ってくれるところはすぐに見つかるため、あまりに医師が嫌なひとだったり、そこの歯科の人間関係が嫌になればすぐに辞めてすぐ次のところが見つかるという状況にあります。

これは働くうえでメリットですね。

デメリットは結構な重労働であること

デメリットは重労働であるということです。

医師よりもはるかに動きまわされる、というのが現状のようです。

やらなきゃいけないことが多すぎるため、ゆったりとした職場で働きたいひとにとってはあまりおすすめできないかもしれません。

しかし、それゆえの需要の高さと言えるかもしれません。

業務範囲

歯科助手との違いですが、外から見ている以上に明確に区別があります。

歯科衛生士は患者の口の中（口腔内）を触ることができますが、歯科助手はできません。

型を取る粘土をこねることは歯科助手はできますが、口の中を触ることは歯科助手にはできません。

逆に言うと、口の中を触る業務はすべて医師か、歯科衛生士にしかできないということです。

患者さんの口の中を次から次へと触りまくるのが歯科衛生士のお仕事ということになります。

これは大変ですね。

歯科診療補助

歯科医師の診療を行う際のサポートであり、バキュームと呼ばれる機械で患者さんの口の中にたまったお水を吸う作業や器具の受け渡しなど歯科医師が治療をスムーズに進めていくために必要不可欠な業務です。

治療の進行具合を見ながら先読みすることが最も大切で、正しく丁寧で素早いサポートが患者さんひとりひとりの負担軽減につながります。

治療を行うのはもちろん歯科医師ですが、歯科医師の指示を受けて歯型を取ったり、レントゲン撮影を補助したりとチーム異t量として診療にあたります。

また治療へ来た患者さんへの気配りも補助のひとつです。

歯科医院に来る患者さんのほとんどが緊張や不安を抱えてくることでしょう。

その緊張や不安を声掛けによってやわらげ、信頼関係を医師開始の代わりに築き、対応することも治療へのサポートと言えるでしょう。

歯科診療所によって受付や歯科助手が勤務していない場合は洗浄や衛生管理、診療準備などのサポートに加え、診療後のお会計や次回の予約をとるのも歯科衛生士の仕事となります。

歯科予防処置

疾患の予防処置も重要なお仕事です。

疾患とは病気のことを言いますが、歯科には虫歯と歯周病という二大疾患と呼ばれる病気があります。

この二大疾患を予防するための歯や歯茎の状態を確認し、器具を使って歯石を取ったり歯に薬を塗るなどの処置を行います。

歯石を取ったあとは再び歯石やプラーク（歯垢）がつきにくくするように仕上げ磨きを行います。

歯科では8020運動というものが行われています。

これは「80歳になっても20本以上の歯を残そう」というもので最低でも20本歯があればしっかり噛むことができ、それにより栄養状態が偏ることなく自分の歯で食事をすることができます。

自分の歯で噛むということは、脳が活性化され認知症のリスクを軽減することもできます。

歯科保健指導

患者さんに歯の磨き方を中心としたセルフケアの指導や食生活などの指導を行います。

患者さんのセルフケアスキルアップには欠かせない大切なお仕事です。

プラークは残ったままになてしまうと硬い歯石と呼ばれるものになります。

歯石になってしまうと歯科衛生士が専用の器具を使う処置でなければ取り除くことが出来ません。

歯科予防処置のお仕事として患者さんたちのお口の中をクリーニングし歯石を除去することができますが一度キレイにしたからといっても患者さん自身がお家でのセルフケアがきちんと出来ていなければいい状態をキープすることができません。

歯を磨いている磨けていない、というのでは大きな違いがあります。

毎日磨いていたからと言っても虫歯にならない、歯周病にならないというわけでもなく、プラークが歯と歯の間や歯茎の境目など磨きの残しが多い場所まできちんと磨くことができていなければ意味がありません。

その状態を歯科衛生士によって細かく指導し、理解してもらえるように説明をし、歯ブラシの練習を行っていくのです。

歯ブラシをどの角度で葉にあてればプラークを落とせるのか、力はどれくらい入れたらいいのかなどを指導し、日ごろの歯磨きを見直し、きちんと正しい歯磨きの方法を身に着けていただきます。

そしてこの指導とともに歯や口の機能や役割、歯の病気の予防の仕方を伝えたり、間食の時間やいつも飲んでいるものなどからも虫歯を予防することもできるため、食生活についても指導します。

幼稚園や学校、介護施設などに出向いて行うこともあり、幼児から高齢の方まで幅広く支援をしていきます。

歯周病が全身の病気と深くかかわっていることも明らかになってきており、人間がいつまでも元気に健康に過ごすためには歯科疾患の予防や口腔衛生の向上は大切なのです。

歯の痛みや病気が現れてから治療していくよりも、予防と見直しが重要なことでありそれを手助けできる大切なお仕事のひとつです。

歯科衛生士のデメリット

このお仕事の資格を取るためには養成機関に3年以上通わなければいけないので時間とお金がかかります。

どんな仕事もそうですが、資格を取ったから終わりではなく日々勉強です。

日々の内容もひとりで黙々といったような仕事ではなく患者さんとのかかわりが多いので患者さんを不快にさせないような対応をしなければなりません。

処置や対応に日々気を使う必要があるので気疲れすることもあるでしょう。

そして予防処置や診療補助を行うのに一日中同じ体勢で仕事をするため腰痛や目に疲れが出ます。

体力的にけっこうつらいということです。

また女性が多くいる職場のため、同じ病院内での人間関係に悩むこともあるかもしれません。

歯科衛生士のメリット

専門性が高い医療系の資格ですが、国家資格の合格率は高いのが歯科衛生士の資格です。

一度取ってしまえば、あちこちの医院で働くことができます。

冒頭で述べましたが、歯科衛生士はまだまだかなりの不足状態にどこも悩まされています。

これは引く手あまたということです。

嫌な思いをした医院からはさっさと離職して、また次のいい環境の整った医院を探せばいいや、と気楽に考えられる点はこの仕事の最大の魅力かもしれません。

そして勤務時間は診療時間と同様なので規則的に働くことができ、夏休み、年末年始のお休みもきちんと取っている医院も多いため、プライベートの時間も確保しやすいと思います。

家庭や育児、介護など自分のライフステージに合わせて一生続けることができるため女性には魅力的な職場です。

福利厚生面ももちろんですが歯科衛生士の仕事は自分の処置で悪化した口腔内の改善を見ることができます。

それにより患者さんから直接感謝されることも多く喜びとやりがいを感じることもできます。

歯科医師や歯科助手などの他のスタッフよりも患者さんひとりひとりと接する時間が長いため、深い信頼関係を築きやすいのも最大の魅力だと思います。

転職の準備をする

歯科衛生士がいかに人手不足の状態にあるかおわかりいただけたかと思います。

いま転職をしたとして、いい病院に当たるかもしれませんし、嫌な病院に当たるかもしれません。

しかしこれだけ人手不足の状態にある歯科衛生士さんなら、嫌な職場にあたってもまたすぐ次の職場を見つけることができます。

ぜひ転職活動をがんばってください。

転職活動はいますぐに開始してください。

転職サイトへいますぐ登録しましょう。

なぜなら後回しにしてしまうと、歯科衛生士さんは忙しいですから、日々の仕事に忙殺されて家に帰ってきても、また転職サイトへ登録する手間なんてかけてられない、となってしまう可能性が高いからです。

いまこのページを見る余裕のあるうちから転職サイトへ登録しましょう。

そして、ご自身のご自宅の近くにある医院の求人をチェックしてみてください。

気になる求人はストックしておいて、あとでじっくり見てみましょう。

大丈夫です。歯科衛生士さんは人手不足の状態にありますから、必ず転職は成功します。

そのための第一歩として、まずは転職サイトへ登録しましょう。

転職サイトへ登録するだけなら無料です。

リクルートはご存じかと思います。

リクナビネクストでは自己分析ツールも扱えます。

ぜひ登録してみてください。

参考文献